
昨日、日本経済新聞の夕刊1面に面白い記事が載っていた。
タイトルは「そこまでやるか」で、佐藤光紀(左上写真)さん(30)の話だった。
何と、彼は30歳にして、上場会社セプテーニ(全然、知らない)の専務取締役なのだ。しかも、取締役になったのは26歳。すげーーー。
彼が入社したことで、それまで単なるDM会社だったセプテーニはネットを中心とした会社に変わり、事業も拡大したというのだ。しかも、彼は新卒で、この会社に入っているようだ。
新卒で入り、単なるDM発送だけでなく、コスト削減まで踏み込んだ提案をすることで、1年目にしてトップ営業マンになり、自分ひとりで「ひねらん課」を作り、そこでネット広告を選んだ。
要は、ネット広告の代理店なのだが、当時はそんなものを知ってる人も、あまりいないし、「本当に大丈夫なの?」という感じだった。
それを、この佐藤さんは企業に分からせるために、2時間にわたるプレゼンを1日7、8社もこなしていたそうだ。1日20時間労働もざらだったらしい。すげーー(でも、自分もそれぐらいしていたなー)。
この佐藤さんは今、若手の教育もしているらしいのだが、そこで、彼は「8倍理論」というのを提唱しているらしい。
1.働く時間
2.アイディアの発案数
3.書いたり歩いたりの速度
この3つの要素をそれぞれ人の倍にすれば、2×2×2=8倍となるのだそうだ。
確かに、私もそう思う。
船井総研のコンサルタントでも、上記の3つの要素をどれだけ、人より多くやっているかで結果は出ていた。
これは、歯科医院の院長でも同じで、診療時間が終わったら仕事が終わり、何にも新しいアイディアを考えず、何にも書いたりしていなければ、所詮、普通の歯科医院で終わってしまう。
そういう意味でも、ブログをやることは上記3つの要素を人より多くする有効な手段だと思う。ブログを書くことで、他の人より多く働き、ブログを書くこと自体が新しいアイディアだし、書く量が増えるわけです。
先日、私のクライアントにブログをすることを提案し、実際に設定までしたのだが、かなり消極的。やりたがらないのだ。ブログの意味を説明しても、なかなかやろうとしてくれない。
しかし、これからは本当に伝える力が大切だと思う。立地が悪いなら、それだけ、先生の考えに共感してくれる人を増やさないといけない。そのためには、先生の考えを発信しないといけない。
私のクライアントのさいとう矯正歯科クリニックの斎藤先生は現在、一般市民向けの勉強会を開催している。こういう活動をたくさん、することで、自分の考えを広め、それに共感する人を増やすことができるのだと思う。
ちなみに、斎藤先生はブログもやっている。人気デンタルブログランキングでも、上位にランクインされている。
最初から上手い人はいない。しかし、数を重ねていくことで、上手くなっていくのだと思う。是非、皆さんも、色々な形で、ご自分の考えを情報発信していきましょう。