皆さん、こんにちは。歯科医院経営 地域一番実践会 地域一番化マスターの岩渕龍正です。今日も、「毎日が歯科医院経営 コンサルティング!」はりきって行きましょう!

現在、「派遣村」なるものがあるらしい。
大騒ぎをしている。

「年末のこの時期にいきなりクビにされた」
「行くところもない」
「これでは年が越せない」

などなど。
派遣の人たちも、テレビのコメンテーターも大騒ぎをしている。

しかし、これには大いなる違和感を覚える。
なぜなら、一方的な見方しかしていないからです。

「これまで日本企業は人を大切にする文化があったはずなのに、残念です」
「人を物のように扱ってヒドイ」

まあ、百歩譲って、そのような見方があるのは良いとしましょう。
しかし、反対からの意見もたとえそれが少数派であろうと何だろうと、きちんと取り扱うのがメディアの役割ではないでしょうか。

そして、それこそが当たり前で正論だと思うのです。
つまり、今、大騒ぎしている人たちこそがおかしいと思うのです。
しかし、そのおかしいことを誰も「おかしい」と言えない。

今のこの現状こそが最大の問題だと思うのです。


「いきなりクビにされた」
⇒派遣はいきなり解雇できることが最大のメリットです。そのために、企業は通常よりも1.5倍ぐらい高いお金を払っているのです。それなのに、企業の財政状態が厳しくなって派遣を切ったら責められるのでは明らかにおかしいと言わざるを得ません。

そもそも、いきなりクビにされても、派遣会社が派遣先を見つければ良いだけの話です。問題はその派遣先を見つけられない派遣会社にこそあるのではないでしょうか。

会社や国が派遣社員の人たちの面倒を見る筋合いはまったくもってないのが正論でしょう。あるとすればこれまで派遣社員の人たちを使ってさんざん利益を得てきた派遣会社が今こそ、派遣社員の人たちに何かをするべき時でしょう。


そして、最大の問題はそのような状況になった派遣社員の人たち自身にあるはずです。いつから、この国には「自己責任」という概念が無くなってしまったのでしょうか?

自分が望んで派遣社員になったのですから、いつ解雇されてもおかしくないリスクを自分で背負ってるわけです。そして、そのリスクが自分に降りかかってきただけの話です。それを人のせいにするとは何事でしょうか?

それが嫌なら、最初から派遣にならなければいいのです。
社員になればいいのです。
それを自分が望まなかったか、社員になってほしいと思うだけの実力がなかった。

もし、自分の実力が足りないなら努力が足りないのです。
努力をすればいいのです。

世の中はアリとキリギリスです。
このような厳しい時に備えて頑張ってきたアリさんの蓄えを遊び呆けてきたキリギリスに与える必要はないし、キリギリスが冬を越せないのであればそれは自己責任でしょうがないということではないでしょうか。

たとえそれによって悲しいことが起こったとしても、努力しない人にはそういう結末が待っているという社会的な教育になるのではないでしょうか。


そもそも、会社が派遣を増やすようになってしまった理由から考える必要があると思います。従業員が自分たちの権利ばかりを主張し、社員・パートとして採用したら最後、いかなる理由があろうとも解雇できないような超甘ったれな雇用条件を主張し、それが通ってしまったからこそ、企業は派遣社員を増やさざるを得ないような状況になってしまったのです。

つまり、自分たちでそういう状況を作っておきながら、今度は派遣社員までも守るような法律を作ってしまったらいよいよ会社は立ち行かなくなり、潰れる会社が続出し、日本から出てしまう大企業も続出し、いよいよ雇用が生まれなくなるということをもっと政治家なども考える必要があるのではないでしょうか。


大衆受けすることではなく、本当に日本の未来を考えてどうするべきなのかを政治家も、我々一人一人も考えていかないといけないように思います。


今の労働環境は甘すぎます。
その甘い環境が甘い日本人を大量生産しているのです。
もっとこれからの国際社会を日本が勝ち抜いていける環境づくりを考えていく必要が絶対にあると私は確信しています。

今日も「気づきと豊かさを与える男日本一」で行きます!お願いします!!
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