皆さん、こんにちは。地域一番化マスターの岩渕龍正です。今日も、「毎日が歯科医院経営 コンサルティング!」はりきって行きましょう!

日本では全く報道されていないので、誰も知らないと思いますが、NBAがロックアウトしてしまいました。

ロックアウトとは、労使交渉が決裂し、従業員であれば就業をボイコットするストライキを起こしますが、そうではなく、経営者側が就業を拒否し賃金を支払わないことを差します。

これによって、2011-2012シーズンNBAは試合数が大幅に縮小されるか、全試合なしになることがほぼ確定しました。

今回のロックアウトの原因はNBA全体で利益が出ていないことにあります。
経営者側の主張ではNBA30チーム中、利益が出ているのはたった8チーム、つまり26%のチームしか利益が出ていないというのです。

今シーズン、NBA全体でなんと240億円もの赤字だったというのです。単純計算すると、1チーム11億円もの赤字です。これではリーグを存続させることができません。

実はバスケットボールの神様、マイケル・ジョーダンはボブキャッツというチームのオーナーなのです。これはNBA史上初の選手がチームオーナーになるという快挙なのですが(240億円もかけて買収したそうです)、毎年11億円もジョーダンの懐から消えてるとなると、相当、厳しいですよね。

だから、ジョーダンが引退しても、エアジョーダンが発売され続けるのかと納得してしまうほどの赤字額です。

そこで、
経営者サイドとしては選手の年俸に上限を設定することを提案
選手会側は選手サイドの取り分を現状の57%から54.3%に減らすことにより、5年間で5億ドル(約400億円)の年俸を減額することを提案

両者の主張は平行線をたどり、最終的にロックアウトへと発展してしまったのです。

恐らく、現状のチーム運営では続かないのは明らかなのですから、チームの総収入に対しての選手の年俸比率を固定してしまえばいいと思うのですが、それではダメなのでしょうかね。

選手側もリーマンショックがあり、チーム運営が厳しくなってることを理解して、しっかりと話し合うことが重要なのではないかと思います。


経営者サイド、選手側が同じ方向を見るのではなく、自分の主張ばかりをしていたら、チーム全体が崩壊してしまうのは歯科医院と一緒ですね。

今のように、従業員ばかりの権利ばかりが認められるような雇用環境が続くと、これから歯科医院でもロックアウトする歯科医院が出てくるかもしれないですね。

ただ、ロックアウトに踏み切ったからといって必ずしも、賃金支払い義務の免除が認められるわけではないので、決断は慎重にお願いします。


今日も「気づきと豊かさを与える男日本一」で行きます!お願いします!!