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皆さん、こんにちは。地域一番化マスターの岩渕龍正です。今日も、「毎日が歯科医院経営 コンサルティング!」はりきって行きましょう!

今回は強いチーム作りについてです。
アメリカはスポーツが盛んなことで有名です。
アメリカには4大メジャースポーツと言われるものがあります。

・NBA
・メジャーリーグ(NLB)
・NHL(アイスホッケー)
・NFL(アメフト)

この4大メジャースポーツで唯一、20シーズン連続勝率6割を達成しているチームがあります。しかも、そのチームの監督はずっと同一人物。

そのチームこそ、サンアントニオ・スパーズなのです。
そして、そのスパーズを20年以上に渡り、率いているのが名将、グレッグ・ポポヴィッチなのです。

ポポヴィッチはとにかくチーム作りが素晴らしいのです。
チーム作りが素晴らしいとは何を指すのか?
それは以下のようなことです。

・チームの方針が明確
⇒ディフェンスを重視する
⇒1人でプレーするのではなく、フリーの選手を全員で作り、フリーの選手に打たせる

・厳格
⇒スタープレーヤーであっても、気を抜いたプレーをしていれば交代させるし、厳しく叱責する

・全員参加型
⇒バスケはとかく、試合に出る選手と出れない選手の差が激しいものです。しかし、しっかりと一人一人に役割を与え、その通りに選手を起用する。だからこそ、選手が期待に応えようと努力する

・ベテラン重視
⇒ピークを過ぎたベテランであっても、役割を明確にし、出場時間を調整しながら、しっかりと活躍の場を作る

・採用重視
⇒身体能力や得点能力の高い選手、スタープレーヤーではなく、とにかくチームプレイができて、バスケットIQが高い選手を採用する。そのために、アメリカに限らず、ヨーロッパ・南米など世界の様々な国から優秀な選手を発掘し、採用し、育成している。


これだけではなく、とにかくチーム作りの秘訣が満載なのです。
実は、昨シーズンにティム・ダンカンというチームの中心選手が引退し、スパーズは精神的な支柱を失ってしまったのです。

例えるなら、それはマイケル・ジョーダンがシカゴ・ブルズを引退したのと同じぐらいの衝撃です。マイケル・ジョーダンはNBA制覇6回、ティム・ダンカンは5回という数字から見ても、いかにティム・ダンカンが偉大な選手か分かっていただけると思います。

もちろん、ティム・ダンカンはじみーな選手なので、皆さんはご存じないと思いますが。

そんな偉大な選手が抜けてしまった今シーズンのスパーズはどうなったでしょうか。
なんと、61勝21敗 勝率7割超え リーグ2位の成績だったのです。

すごくないですか?
ちなみに、昨シーズンもリーグ2位でした。

これは以前から、チーム期待のクワイ・レナードという選手を育成し、ティム・ダンカンの後を埋めるべく、オルドリッジという選手をトレードで獲得したことによります。

このように、しっかりと長期的視点で選手を採用し、チーム作りをしているチームはまあ、ほとんどないのです。皆さん、目先の勝利が最優先され、長期的なチーム作りまで考えられないのです。

そこが、SPURSが強くあり続ける秘訣なのです。
目先の業績のために、今年を過ごすのか?

それとも、今の目先の業績もしっかり達成しながら、5年後・10年後のチーム作りに取組んでいくのか?

そして、なんといっても、そのカギを握るのが採用なのです。
NBAは日本のプロ野球と違い、リーグのルールで上位チームはドラフト指名権が下位になってしまうのです。

日本のプロ野球であれば、同じ選手を複数球団が指名すれば、クジ引きです。
しかし、NBAではくじ引きはありません。
リーグで下位の成績だったチームから好きな選手を指名できるのです。単独指名です。

しかも、バスケは1度に5人しか選手がプレイできませんから、1人の優秀な選手はチーム全体の命運を左右するのです。

SPURSは20年以上、連続で勝率6割超えですから、常にリーグ上位なので、ドラフト指名順位は常に下位になってしまうのです。だからこそ、他のチームが注目するような身体能力の高い選手、派手なスタープレーヤーは指名できないという事情もあります。

なので、身体能力はそこそこでも、バスケットIQが高く、チームプレーができて、基礎的な技術が高い選手を選ぶのです。

だからこそ、チームの方針が徹底できるのです。
実は、この厳格さを重視するポポヴィッチがヘッドコーチに就任する前、あの問題児デニス・ロッドマンが2シーズン、SPURSに在籍していたことがあったのです。

しかし、問題ばかり起こすロッドマンに嫌気がさし、ポポヴィッチはGMとしてロッドマンをほとんど無償でブルズに放出し、これがあのスリーピートを達成したジョーダン、ロッドマン、ピッペンというスリーピートを達成したチームにつながったのです。

ですが、ポポヴィッチが目指すチーム作りにはどれだけリバウンドが取れても、チームの和を乱すロッドマンはいてはいけなかったのです。


このようなチーム作りをした結果、凄いことが起きることになったのです。
NBAというのは日本のプロ野球とは違い、サラリーキャップという制度があるのです。チームの年俸の上限が決まっており、それを超える場合はリーグに対して、お金を相当額、拠出しないといけないのです。

ということはいい選手を多く抱えるのが難しいということです。
にもかかわらず、スパーズには特に、ピークを過ぎた素晴らしいベテラン選手が年俸が低くても良いから、スパーズに行きたいというようになったのです。

なぜなら、素晴らしいバスケットボールを展開し、自分にもきちんと活躍の場を用意してくれて、優勝できる可能性が高いのであれば、年俸を他のチームに行くよりも断然、下げても良いからスパーズに行きたいと言うようになってきたのです。

更に、先ほどもご紹介したチームの支柱、ティム・ダンカンは自分の年俸を20億から10億以下にまで落として、チームが良い選手を獲得できるようにしたのです。

こんなチーム他にはありません。
だからこそ、他ではなしえない成果を上げ続けているのです。
そして、その秘密はチーム作り、そして、そのチーム作りを一貫した方針でやり続けている名将ポポヴィッチにあるのです。

皆さんは、どのようなチーム作りをしていますか?


今日も「気づきと豊かさを与える男日本一」で行きます!お願いします!!