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皆さん、こんにちは。地域一番化マスターの岩渕龍正です。今日も、「毎日が歯科医院経営 コンサルティング!」はりきって行きましょう!

歯科医院でよく聞く「スタッフ総入替え」。
非常に残念な話です。
医院崩壊という状態ですから、絶対に避けなければいけません。

しかし、スタッフ総入替えというのは本当にダメなことなのでしょうか。

私自身のこれまでの経験でいうと、「スタッフ総入替え」したほうが良い時があります。
スタッフ総数が10名以下で1日患者数40人以下ぐらい。
マイナススタッフばかり。
院長が日曜日に自分の医院に行くことを考えると憂鬱になってしまう。


こんな状態だとしたら、スタッフ総入替えもしたほうが良いかもしれません。
もちろん、スタッフ総入替えをすれば、それまでスタッフが4人いたのにスタッフ1人とかになってしまえば、1日患者数40人⇒10人前後になってしまうかもしれません。

院長に月間医業収入400万から100万円に減ったとしても良いという覚悟があるのであれば、スタッフ総入替えを断行しても良いかもしれません。


では、そうなったら、医院は悪くなるのでしょうか?


もちろん、目先の医業収入は下がってしまいます。
しかし、その後は医院改革が行われ、医院が飛躍する可能性が高いのです。

無理に院長のことが嫌い、院長との信頼関係が崩壊している、新しいスタッフが入っても辞めさせてしまう、そんなスタッフばかりの医院を建てなおそうとするよりは医院再建のためにスタッフ総入替えをせざるを得ない状況もあると私は思うのです。

もちろん、採用したのは経営者であり、きちんとその責任を果たさなければなりません。しかし、医院を守るためにスタッフを解雇するのではなく合わない人には辞めてもらうという決断も時に必要であることは間違いないと思うのです。


先日、NBAでも典型的なケースがあったのでご紹介します。
昨年、NBA制覇を惜しくも逃した強豪チーム、キャバリアーズ。
キャバリアーズを率いるのはレブロン・ジェームス。

キャバリアーズは今シーズン開幕前に以下のような補強をしました。

・中心選手だったカイリー・アービングを放出する代わりに、アイザイア・トーマスとジェイ・クラウダーを獲得

・NBAのMVPにも以前に輝いたデリック・ローズを獲得

・NBAのファイナルMVPにも輝き、レブロンと優勝を2度経験している、ドウェイン・ウェイドを獲得

つまり、これまでオールスターに出場したことがある選手を以下のように集めたのです。

・レブロン・ジェームス
・アイザイア・トーマス
・ドウェイン・ウェイド
・デリック・ローズ
・カイル・コーバー

普通はそんなオールスター級の選手は1チームに1人か2人しかいないのです。
しかし、そんな選手がベテランとはいえ、5人もいるチームになったのです。

「どんだけ強いチームを作れば気が済むんだ!?」と誰もが思いました。

しかし、蓋を開けてみると、全くチームがかみ合わない。
勝てない。
大差をつけて負ける。

リーグ3位という好位置にはつけていましたが、このままではプレーオフを勝つのはまず難しいチームになってしまってました。

そして、NBAトレード期限直前にキャバリアーズはチームを解体させたのです。
しかも・・・

・アイザイア・トーマス
・ジェイ・クラウダー
・デリック・ローズ
・ドウェイン・ウェイド

という今シーズン開幕前に獲得した選手を全て放出してしまったのです。
そして、それ以外にも、チャニング・フライ、イマン・シャンパードといった合計6名の選手を放出し、若手の4名の選手を獲得したのです。


今回のトレードによってチームは完全に解体という形になってしまいました。
つまり、シーズン開幕前の補強は完全に失敗だったということを完全に認めたということになります。

しかし、これがもし、日本のプロ野球だったら、こんなことあるでしょうか?
そんな完全なる失敗だったことを認めたら、チームのメンツがとか、トレードされた選手が可哀そう、責任がとか、色んなことが関係してできないと思うのです。

しかし、アメリカは良くも悪くも結果を出すことが大事。
そのためだったら、完全なる失敗を認めることも厭わない。
その姿勢は非常に実行は難しいのです。

しかし、それを断行することができる組織が強い組織になるのではないかと思うのです。
まだ結果は分かりませんが、1試合を見た限り、このチーム解体を断行したキャバリアーズは非常に良いチームになり、今シーズンもファイナルまで行くのではないかと思います。

最終的に今シーズンは

キャバリアーズVSロケッツになりそうな予感です。

もしかしたら、キャバリアーズが優勝してしまうかもしれません。
そんな予感さえ感じさせるトレードでした。


何も、スタッフ総入替えを推奨している訳ではありません。
しかし、どうしようもない状態に陥ってしまったら、それも選択肢として考える必要があるのではないでしょうか。


今日も「気づきと豊かさを与える男日本一」で行きます!お願いします!!